2023年は新型コロナウイルスによる行動規制が解除となり、人が大きく動き出す年となりました。
それに伴い、新型コロナウイルス感染症患者は依然として多く、インフルエンザは8月から流行し、感染症が猛威をふるっています。
これまでの日本での傾向として感染症は冬が流行期でした。
しかし、今年のように夏にも様々な感染症が流行すると、製薬会社も薬のストックがない状態で感染症の流行期である冬を迎えることとなり、感染症にかかっても症状を緩和する薬が手に入りにくくなる可能性があります。
予防接種には副反応というデメリットもありますが、大多数の人にとってはメリットの方が大きいと考えられます。
特に高齢者にとっては、感染症にかかることで持病が悪化したり、しばらく寝たきりになるために足腰が弱ってしまったり、と、感染症にかかること自体が命を脅かすだけでなく、今後の生活の質を落とすことにつながりかねません。
コロナウイルスについては追加の予防接種をうつことで、数カ月は感染予防効果が高まることが期待できます。
また、ここ数年、インフルエンザがあまり流行しておらず、インフルエンザウイルスに対する免疫がなくなっている方も多いと思われます。
今年は既に流行が始まっていますので、ぜひ積極的かつ計画的に予防接種をうつことをお勧めいたします。
もちろん、感染症予防の一番基本は、こまめな手洗い・うがいであることに変わりはありません。
また、混雑した場所でのマスクの着用も有効ですので、マスクは適切な場面で活用することをお勧めします。