今年のインフルエンザ対策|大阪府和泉市で内科・循環器科をお探しなら『おくやまクリニック』にご相談ください

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今年のインフルエンザ対策

  • インフルエンザ

いわゆる“風邪”は様々なウイルスによって起こります。多くの場合、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身的な症状はあまり見られません。発熱も大人では非常に高熱になることは稀です。

 

一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が急に出てくるのが特徴です。普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。小児ではまれに脳症になることもありますし、高齢者では肺炎の合併などを起こし命に係わることもあります。

 

予防法としては、①外出後の手洗い・うがい(インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指消毒も効果あり)、②適度な湿度の保持(50~60%)、③十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、④人混みや繁華街への外出を控える、などの対策が基本となります。それに加えて、⑤インフルエンザワクチン接種があります。

 

インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果(おおむね6割減)と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。接種してから2週間から数か月程度の間効果があるといわれています。インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えることが多いため、11月末までにワクチン接種を終えることが望ましいでしょう。

 

特に今年の冬は、新型コロナウイルス感染症の同時流行が懸念されています。

 

新型コロナウイルス感染症についても上記の①~④は効果が見込める対策です。そのうえで、鑑別が必要なインフルエンザの発症確率を少しでも下げておくことは重要だと考えられます。海外では新型コロナとインフルエンザの同時感染も多数報告されていますので、感染症の重症化を避けるためにもインフルエンザワクチン接種をお勧めします。