秋も深まり、インフルエンザの季節になってきました。インフルエンザは風邪と違って、季節性があり、例年11月~12月ごろに流行が始まり、1~3月にピークを迎えます。
ご存じのようにインフルエンザは、突然の38度を超える発熱、関節痛・筋肉痛、頭痛、全身倦怠感など、全身的な症状が出ます。肺炎や脳炎(インフルエンザ脳炎)を合併して重い症状が出ることもあります。また、もともと心臓病や糖尿病がある方はその病気が悪化することもあります。
大阪市のホームページにも書かれていますが、ワクチンの主な効果・目的は、発症した場合の症状を軽くしたり重症化を防いだりすることです。またインフルエンザにかかる確率を少し下げることもできます。インフルエンザウィルスは形を変えやすいウィルスであるため、ワクチンをうっても完全にかからなくすることは難しいですが、重症化しやすい小児や高齢者、またそういった方と同居されている方々には積極的な予防接種をお勧めします。
今年は、既にインフルエンザにかかった人が例年よりも多く報告されています。インフルエンザワクチンは、接種してから2週間から数か月程度の間は効果があるといわれていますので、本格的な流行が始まる前にインフルエンザワクチンの接種を受けましょう。